タイルユニットバスへのリフォームって一体いくらぐらいが妥当なリフォーム費用なんでしょうか。
お客様から相談がございました。
世田谷区~~のマンション3階です。
築20年強ですが、ユニットバスのリフォームを考えています。
オーダーユニットバスで別の会社に見積もりを取りましたが、かなり高額でした。
(そこの会社がというわけではなく)別の方法も考えないといけないかな、と思いこちらに、メールした次第です。
タイル張りのユニットバスリフォームの選択肢は2つです。
1. フルオーダー系のタイルユニットバス
まず多くのお客様がインターネットなどで調べて見積もりを取るのがこのフルオーダー系のタイルユニットです。
実際、具体的なメーカー名を挙げることは伏せますが、大体積算をとると300万円を超える見積もりが返ってくるはずです。
フルオーダー系の何がいいのか??
色柄がほぼ自由に選ぶことができます。
フルオーダーということもあり、自由に色柄を選ぶことができます。
不定形な既存浴室のサイズに対応ができます。
自由な設計ができるので、メーカー系のユニットバスのように1620や1418の規格寸法に制限されることはなくご提案が可能です。
金額が高いのがネック
しかしながら、特注のため、メーカー品よりも高くなり、一般的な相場は300~600万円ほどにもなります。
今回のご相談のように、「一般の価値観からしたら高すぎる」という印象を受けるのも否めません。
「どうしてもこのタイルでなければならない!」というとき以外は、メーカーが提供しているシステムタイルユニットを私どもではオススメしております。
2. メーカー系システムタイルユニットバス
ではメーカー系(リクシルやTOTO)でタイルのシステムタイルユニットバスはどこを見ればいいか。
→現在タイルユニットバスを提供しているのはリクシルの「スパージュ」というユニットバスのみになります。
メーカー系システムタイルユニットバスの何がいいの?
金額が予算に納めやすいです。
タイルのシステムユニットバスをメーカー(=リクシルのスパージュ)で組む場合にはリフォーム総額で200万円前後が現実的な金額となってきます。
システム系ユニットバスの価格参考:
割とデザイン性の高いタイル柄の用意
メーカー品と侮るなかれ、木目から定番のホワイト系マーブル大理石調までおそらく一般的な要求の8割をカバーできるような色柄のラインナップが実はあったりします。
モザイクタイルをアクセントに持ってきたり、木目のタイルで和モダンを叶えたりと十分なラインナップかと思います。
断熱などの基本性能が高い
メーカー品は開発力がオーダーユニットバスよりも在るため、基本性能である「断熱性」「清掃性」が下位のユニットバスよりそのまま採用されています。
なのでしっかりと暖かく、また通気性も良く清掃に配慮の行き届いた仕様となっていることが、実は”在来工法”で戸建てにタイル浴室を作るよりも、またフルオーダー系のユニットバスよりも優れているんですね。
オプションが充実
LEDによる演出を設定できたり、必要ならば”片湯”や”打たせ湯”を追加してそれこそリゾートスパのような体験を自宅に取り入れることも可能です(独立系のオーダーユニットバス会社では対応ができない、メーカーならではの嬉しいオプションの用意ですね♪)
また(リクシルの子会社でもある)グローエ社の水栓も選べますし、
高いデザイン性も無理してフルオーダーしなくてもご満足いただけるレベルのものがチョイスできるんですね。
大体200万円前後が相場です
この後の章で、今回のお問い合わせに対して実際に施工したリクシルスパージュのタイルユニットを紹介しているのですが、
実際に、おおよそ商品上代が130~200万円前後、そこから私どもでは38%のお値引き*1が入るので、浴室本体が大体税抜きで80~120万円、そこに既存浴室の解体・処分費用を追加して、
場合によっては総額で200万円かけなくともタイルユニットが実現できるということになります。
*1 この数値は4半期毎に独自に調査をして、お客様に相見積もりなどお手間を取らせることなく、ご安心して提供できる価格を設定しています。
実際の施工事例
少し話が長くなりましたが、以下に今回のお問い合わせをもとに実現したリフォームを見て見たいと思います。
施工前浴室
築18年前後のマンションの浴室でした。調査の結果、スペースの関係で少し小ぶりですが1317寸法の入れ替えとなりました。
施工後
最終的にスパージュのブライトマーブルホワイト色のタイルを選定され、以下のように施工納品して参りました。
プランニングから施工まで
最初はプランシートを作成しわかりやすく、齟齬の無いようにプランニングを進めてゆきます。
そして契約後、工事。
私どもではかなりしっかり養生を行います。工事中に傷がつくことは(工事なのでないとは言い切れませんが)起きないように確率をゼロまで下げる努力に徹底いたしております。
古い浴槽をはずすと結構汚れていることが多いです。解体すると結構ゴミも出ます。工事にはメーカー認定の選任スタッフが対応にあたります。特にこのタイル浴槽は通常のユニットバスよりも少し高いスキルが求められるので、うちでも施工できる人間は限られます。
工事のスケジュールとしては、初日に解体して配管、タイルユニットの場合は荷揚げに時間もかかるので2日目に本組み、3日めにコーキングとドア枠取り付け、の計3日かかってくるのが一般的です(通常のユニットバスであれば2日程度)。
ディティール
伽藍堂にしてからは一気に作ってしまうので、途中の写真がないのですが、ディティルを少し見てゆきたいと思います。
流れを持った大理石柄がパネルで入ってくるのでそれを繋いで施工します。工場で既にカットされているので、現場でタイルを切ったりすることはなく、施工精度が魅力です。
水栓もグローエのデザイン水栓、浴槽も厚み感のあるデザイン浴槽なので高級感が魅力です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タイルユニットバスのリフォームは結構価格でつまづいてしまう方が多いのが、お問い合わせを受けていて感じる印象です。
これを気に国内メーカー(リクシルということになりますが)でのタイルユニットバスリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
(私どもでもお見積もり、現地調査を行っております。詳しくはパソコンの方は右のリンクサイト、スマホの方は末尾の「bath.R東京」のサイトからぜひご相談いただければ幸いです♪
もちろんフルオーダータイルユニットバスのオーダーも受け付けております♪)