浴室リフォーム〜壁が壊せるかで悩んだ話

浴室プランニングと事例
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こんにちは。

先日浴室リフォームについてのお問い合わせがサイトよりございました。
内容は以下の通り

 在来浴室からユニットバスへ変更希望。 LIXIL1216が入らずTOTO1216、パナソニック1216を検討中

最初にこの話を聞いたときに、

小ぶりの浴室、それも通常の1216が入らないということで「ん〜かなり小さい浴室を入れないといけないな」と思いながら現地に伺いました。

現場で奥様にヒアリングを行うと、そもそもリフォームを検討の理由としては子供たちが巣だったからというのはもとより、築20年前後で在来工法の浴室のタイルがひび割れていたりだとか、やはり経年劣化を機にユニットバスを入れようと。

ただ、先述の通りかなり狭いらしく、

本当は足を伸ばして浴槽に入りたいそうで、横の壁を取り払えないか、という質問を現地で受けました。

複数社のリフォーム屋に見積もりに来てはもらったけれども、「拡張できる」という人と「構造だからできない」という人それぞれいて、素人として誰を信用して良いか分からないとのこと。。

確かに。

ちなみにこのお宅は木造。

壁(柱)を取っ払うことができれば(横に広げて)1818サイズの浴室を入れられるのでかなり足も伸ばせるし、リフォームのしがいもあるというもの。

さて、僕がその場でお答えしたのは、

・上層階に柱が通じてないので、外せる可能性は高い
・3階建てなので構造計算書があるのでそれをもとに(リフォームの場合)数値を低減しなければ確認申請なしでリフォーム可能
・縦軸横軸の壁量を減らさなければ、多少ずらしても大丈夫だと思う。

実際にお手元にあった図面が最終図面ではなく、基礎の状況が分からなかったので、これ以上の判断は契約前もしくは追加の図面がないと判断できない、として話を終えました。

木造の浴室拡張はよく質問に上がる話ですが、ポイントとしては

・構造的に壁が動かせるかの判断
・基礎部分の加工(基礎のカット、及補強)が可能か
・2Fにあるなら床の荷重の懸念

というあたりがポイントになります。詳しくはまた書いてみたいと思います。

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木造の浴室移動、浴室拡張が気になっている方は、図面があれば簡易的に判断ができますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。