ドライサウナとミストサウナ/サウナの設置と浴室リフォーム改修

製品紹介
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  1. 戸建にサウナを設置したい場合
  2. 結論:ユニットバスにドライサウナは基本設置できない
  3. ドライサウナについて
    1. ドライサウナ自体、設置は電気工事だけ。
    2. ドライサウナの設置コスト/費用
    3. ドライサウナメーカーの種類
      1. 参考メーカー一覧/抜粋/おすすめのメーカー
      2. その他価格について
    4. ドライサウナルームの納期
    5. ドライサウナルームはDIY??
  4. 在来浴室のリフォーム改修とサウナの設置
      1. パターンA:新規ユニットバス(国内メーカー品)+サウナユニット
      2. パターンB:新規ユニット(オーダーユニット)+サウナユニット
      3. パターンC:在来工法浴室のリフォーム改修+サウナユニット
      4. パターンD:全くの単独でのサウナユニットの設置
  5. スチームサウナという選択肢
  6. ミストサウナについて
    1. ミストサウナの魅力も…
    2. 体にやさしく、ハードルが低く導入できるのがミストサウナのよさ
    3. ミストサウナの種類 → 電気かガスの2タイプ/ 給湯器のいらないタイプも
    4. ユニットバスにミストサウナを導入する際に注意したい点
    5. ミストサウナを導入するコスト
  7. 参考:ミストサウナみたいな温熱効果を与える機能2種紹介
    1. 1. ボディハグシャワー
    2. 2.肩湯/打たせ湯/腰湯
  8. ちなみにドライサウナとミストサウナどっちがいい?
  9. 結論
    1. ドライサウナもミストサウナもおすすめですよ
    2. 価格的な話

戸建にサウナを設置したい場合

既存のユニットバスにサウナを設置できるかという相談をよく受けるのですが、設置方法(箇所)によって話が変わってきます。

また、サウナの種類もドライサウナなのかミストサウナなのかによってコストや効果が変わってきます。

おそらく、多くの方が「サウナを設置したい」といって相談してくるのは「ドライサウナ」、いわゆる銭湯やスウェーデンを彷彿とさせるサウナのことではないでしょうか。

結論:ユニットバスにドライサウナは基本設置できない

ドライサウナは、温熱部(もしくは加熱した石)に水が当たることによって蒸気を発生させるタイプのものですが、基本は本体のヒーターによって室内全体の空気を暖めています。

http://www.ost-co.com/dry-sauna/feature.html

したがって、浴室内にそういった機器を置くことは、水がバシャバシャとかかるためNGとなっています。

ドライサウナは乾熱で、室温は80度から90度前後に保たれており、湿度は極めて低い。蒔やガス、電気、遠赤外線によって室内の温度を上げている。「例えると、オーブンの中に座っている感覚です」とパリーク医師。サウナに置かれている熱石に水をかける人が多いのは、蒸気を発生させて心地よい湿気を求めるからだとか。

https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a71641/sauna-vs-steam-room-benefits20190410/

以下のような専用の独立したユニットを設置し、その中にヒーターを設置する形となります。

http://www.ost-co.com/dry-sauna/room.html

ドライサウナについて

ドライサウナ自体、設置は電気工事だけ。

したがって、ドライサウナの設置は基本的には設置建築工事と電気工事のみとなります。

寸法も例えば以下のように、部屋の隅に設置することに最適化された寸法が主流です。

https://www.ost-co.com/dry-sauna/pdf/6_Impression.pdf

ドライサウナの設置コスト/費用

単独で工事が可能で、費用的にはユニットとヒーターで250万円前後からの案内が多いのではないでしょうか。

サウナはサウナユニット+サウナヒーターの組み合わせを据え置くといった単純な設置方法で、
現在海外(中国等)のものも含めたくさん市場にございます。


私どもでは一点一点提案というものは行なっておりません。

お客様による以下の3社タイプのものからご選択となります。

ドライサウナメーカーの種類

参考メーカー一覧/抜粋/おすすめのメーカー

・日本サウナ

家庭用サウナ | 家庭用(ホーム)サウナや業務用サウナを扱うサウナメーカー

日本サウナさんのサウナは、おそらくですが国産で割と老舗なんではないでしょうか。

デザインや構成するパーツが少しデザイン?とは言いがたく、機能重視のサウナルームといった印象です。

一人用であれば、標準60万円前後から検討が可能なようです。

・totonou

自宅用サウナ・家庭用サウナ(北欧産)| totonoü(ととのう)
自宅に設置できる北欧産の家庭用サウナ・ホームサウナです。芸能人も多数導入、新築やリフォーム時に人気の家サウナは、最高110度・ロウリュ可。一人用サウナも。世界最高級品質の家庭用サウナ・ホームサウナを、工場直送でお届けします。

北欧・エストニア産のドライサウナユニットを在庫、もしくは注文後の輸入によって提供していただける会社さん。

デザイン的にもおしゃれだし、ヒーター部分は石に直接水をかけるといった本格的なものが採用できます。

一人用であれば大体100万円前後から採用が可能です。

それで、実際に見積もりを算出すると、

参考:本体100万、ストーブ(ヒーティング箇所)40万、配送料5万、施工費40万円、他諸経費別途。

したがって、ミニマムでおおよそ200万円前後からの案内となりそうです。

*サウナの施工は専門性が求められるため、エストニアで所定の研修を受け、サウナ施工経験200件超の実績を有している弊社の認定工務店による責任施工を原則必須とさせていただいております。(請負契約のため初期不良等の是正工事費用も施工費に含まれております)

・オストコーポレーション

ドライサウナルーム | 家庭用ドライサウナ | オストコーポレーション
洗練されたデザインの組立て式サウナキャビン(ルーム)。家庭用、業務用、人数とスペースにあわせて豊富なサイズをご用意しています。

こちらも海外の輸入ドライサウナユニットを販売する会社。こちらはtotonouさんとは異なり基本的には輸入がメインな様子。

デザインは良さそう。ただし、一人用でも価格は250万円前後からになるみたい。。。何が違うんだろ??

更新:メールで問い合わせをしたところ、

社が納品させて頂いておりますお客様は会社の社長様という事が多いです。
(価格としては300万円~450万円くらいのサウナルームをご購入されます) 

だそうです。

・株式会社神戸メディケア/ネットで見つけた以下のメーカー(卸会社)

遠赤外線サウナ/フィンランド式サウナ 業務用〜家庭用 各種
業務用〜ご家庭向け 遠赤外線ホームサウナ/フィンランド式サウナの販売

遠赤外線サウナ/高温サウナ 家庭用サウナ・フィンランド式サウナの販売・卸だそうで、

価格的には一人用が税込30万円前後(希望小売価格: 588,000円)からドライサウナが採用できるみたいです。

※ただし、ヒーティング方法が異なるようで、以下の画像のようにパネル?ヒーター方式になっています。

したがって、効能や耐用性に関しても加味した上で、この価格と購入について検討する必要はあるかもしれませんね。

https://www.onyokuki.com/product-list/146

その他価格について

価格は定価となり、お値引き対応はございません。

弊社では基本的いは浴室の工事と合わせたリフォームの対応となります。


基本電気工事が必要ですが、ヒーターが大容量のものは追加で電気工事が必要になります。

ご希望の商品を1タイプお選びいただきご相談いただけますと幸いです。
*ご相談によってはユニットバスから直接入れるようにすることも可能です。

各社見てみるとわかる通り、ドライサウナの商品にも割と幅広く価格帯が存在します。

一人用のものでも、

google等の検索で引っかかってくるような、税込30万円前後(希望小売価格: 588,000円)のものや

上記リンクのtotonouさんが扱う100万円前後のもの、

上記のオスとコーポレーションの扱う250万円前後のもの、と

結構幅広く、その差(デザイン、ヒーティングの違いと性能など)をしっかりと理解した上で検討を進めていただけると無駄がないかと思います。

ドライサウナルームの納期

いづれかのメーカー品をこちらで取り寄せて設置するといった形になります
船便は4~5ヶ月、空輸便は1.5ヶ月、在庫品は0.5ヶ月で到着見込みです。

ドライサウナルームはDIY??

日本サウナさんやtotonouさんのドライサウナルームは木製のユニットになっており、DIYが得意な方であれば自分で組み立てることが可能です。この点も留意したいところですね。

在来浴室のリフォーム改修とサウナの設置

したがって、繰り返しになりますが、ユニットバスにサウナを設置したい場合には、ユニットバス会社とサウナ本体は別個で考える必要なあるということです。以下ではリフォームの条件による選択肢の例を記してみました。*サウナの価格は一人用で一番高そうなグレードものにて概算しておきました。

パターンA:新規ユニットバス(国内メーカー品)+サウナユニット

リクシルやTOTOなどのユニットバスと組み合わせる場合には、基本別置きで、入口も別に作ることが基本です。

浴室内部に入り口をつけることも可能ですが、メーカーの保証対象外となります。

また、マンションの場合には漏水の原因ともなりますのでお勧めできません。

戸建1F等の場合には、そうした問題による2次被害が少ないためご理解のうえお勧めする事も可能です。

費用的には国内ユニットが150万円、サウナが250万円とするとおおよそ税別で400万円前後からの費用を見た方が良いでしょう。

パターンB:新規ユニット(オーダーユニット)+サウナユニット

完全に一体にすることはできませんが、オーダーユニットの横に国産ユニットよりも見た目よく入り口を設定することが可能です。イメージとしては、ユニットバスの横にガラス張りのサウナ室を横に設置できるようなイメージです。

収まりが綺麗な一方で、オーダーユニットは450万円前後からの案内となりますので、全体としてもオーダーユニットが450万円、サウナが250万円とするとおおよそ税別で700万円前後からの費用を見た方が良いでしょう。

パターンC:在来工法浴室のリフォーム改修+サウナユニット

既存在来浴室の改修とサウナユニットの設置は、別個で考えて方がいいかもしれません。床の高さもサウナの方が多少上がってきます。

サウナが250万円前後、既存在来工法の浴室リフォーム改修は弊社ではタイルの選定などもきちんと行うため、おおよそ150~300万円前後での対応となることが主です。

パターンD:全くの単独でのサウナユニットの設置

電気工事が必要になるので、本体費用+アルファ、諸経費等含めて税別300万円前後からのご案内になるかと思います。

スチームサウナという選択肢

お客様がドライサウナをご希望されているのであればですが、
浴室のリフォームをの場合であれば、ドライサウナでは無くスチームサウナという選択肢もございます。


弊社で取扱いがありますスチーム発生器は

一般的なユニットバスや在来の浴室に蒸気配管をして
スチーム発生器と繋げば、浴室がスチームサウナルームに早変わりします。


新横浜になりますが、弊社のショールームでスチーム発生器のご見学・ご体験が出来ますので
ご興味があれば、ご覧いただくことも出来ます。(予約制です)

ミストサウナについて

ミストサウナの魅力も…

ドライサウナの一方で、サウナにはもう一種類方式があります。

それがミストサウナです。

ミストサウナについては以下のサイトの解説がわかりやすかったので抜粋しました。

ミストサウナは、湿度が高くドライサウナほど熱くはない。室温は38度から50度前後に保たれており、湿度は100%。そこまで高温ではないのに、湿度が高いために、ドライサウナより熱く感じることもある。

これは乾熱か湿熱の違いで、ミストサウナにもドライサウナと同様の健康効果(リスクも)が得られるとパリーク医師は説明する。心臓の健康が改善したり、痛みやコリが軽減されるような効果は、ミストサウナからも得られる。

汗をかいて体重が減ったとしてもそれは体内の水分量によるケースがほとんどなので、サウナで減量を期待するのは良くない。
「呼吸器疾患の処方薬は、気道を乾燥させてしまう性質があるので、蒸気によって保湿され肺が普段より開くので、気道が潤います」と、ミストサウナはアレルギーやぜんそくなど、呼吸器官に問題がある人にはうれしいメリットもあるという。

https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a71641/sauna-vs-steam-room-benefits20190410/

個人的な印象ですが、ドライサウナってあっつあつのサウナ男子みたいな、「男性」ってイメージで、

ミストサウナはしっとり、お肌のことやリラックスが好きな「女性」(ミスト女子?!w)のような印象を受けます。

体にやさしく、ハードルが低く導入できるのがミストサウナのよさ

お耳にされたことがあったり、ドライサウナより馴染みがあるかと思います。

なぜならミストサウナは標準でユニットバスに設置可能な機能の一つだからです。

浴室乾燥暖房器にオプションとして選択できる機能が「ミスト機能」です。

細かい効能はリンナイやtoto、リクシルのサイトやメーカーによって微妙に異なりますが、基本的には細かい霧で柔らかく温熱効果を高める、肌効果といったことでしょうか。

https://www.keiyogas.co.jp/product/mist/about.html

ミストサウナの種類 → 電気かガスの2タイプ/ 給湯器のいらないタイプも

ミストサウナは基本的にはリンナイや東京ガスの製品の動力が「ガス型」タイプが主流です。

給湯器との整合性も必要です。

一方で、三菱電機からは水道管直結方式で給湯器との接続が不要な「電気方式」のミストサウナもあります。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/products/ventilationfan/bath/advantage_02.html

*ガス式、電気式、給与等機との整合性など、導入のコストやラインニングコストなどについては各社HPを参考ください。

ユニットバスにミストサウナを導入する際に注意したい点

上記に挙げた、ガス式、電気式、給湯器との兼ね合いもそうなのですが、

基本的にはリクシルのユニットバスには標準でミストサウナ付きの浴室換気扇の選択肢がないのが現状かと思います。

(totoには浴室換気暖房乾燥機 三乾王があります)

主にはガスが絡むのでリンナイ、東京ガスでミストサウナ機能付きの浴室乾燥機をオプションとして採用、リフォーム会社には標準換気扇ではなくミストサウナ対応との希望を挙げる必要があります。

留意しておきましょう。

ミストサウナを導入するコスト

ユニットバスリフォームで、ミストサウナ付き浴室換気扇を導入する場合には、「ミスト機能付き浴室暖房換気扇+オプション施工費」としておおよそ20万円前後のアップを想定されるのがわかりやすいかもしれませんね。

参考:ミストサウナみたいな温熱効果を与える機能2種紹介

1. ボディハグシャワー

リクシルからはミストシャワーやサウナ付きにも嬉しい温浴効果の高い独特のシャワー機能を持つ製品ラインナップがあります。

ボディハグシャワーと言って、アームからミストが出ることによって、無駄なく全身を温めます。

シャワー浴が中心の方や、ご高齢で毎日の入浴が厳しい方やそれを支えるご家族などにもおすすめの製品となっています。

導入コスト的には上代で27万円前後の追加と考えるといいかと思います。

*値引き後価格は各リフォーム会社、工務店に直接お問い合わせください。

BODY HUG SHOWER
お湯にHUGされるように包まれる新感覚のシャワー。リクシルのボディハグシャワーの特長や体験談などのご紹介とご購入ガイドを行っている公式サイトです。

2.肩湯/打たせ湯/腰湯

ユニットバス上位グレードのtotoで言えばシンラ、リクシルで言えばスパージュには、入浴時、特に半身浴などゆったりとした入浴時間をより快適に過ごせる機能があります。

肩湯は特に半身浴などで体に負荷をかけずに、かつ全身ゆったりと暖かく、ゆっくりとご入浴されたい方におすすめの機能です。

導入コスト的には上代で20万円前後の追加と考えるといいかと思います。

*値引き後価格は各リフォーム会社、工務店に直接お問い合わせください。

ちなみにドライサウナとミストサウナどっちがいい?

この疑問については以下のサイトから抜粋しました。

呼吸器系に問題を抱えている人は、ミストサウナを選択しよう。パリーク医師が言うように、気道を潤す効果が得られ、反対にドライサウナは乾燥させてしまう。これに該当しない人は、好みで決めていいそう。

どちらに行くにしても、初心者の場合は低い位置に座るようにパリーク医師は提案している。熱い空気は上に行くため、下段のほうが温度は低い。健康効果をしっかり得たいなら、サウナは定期的に(可能な範囲で週に数回)通うべきとのこと。最初は、5分から10分をめどに様子を見ながら体を慣らしていくと安心。

https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a71641/sauna-vs-steam-room-benefits20190410/

したがって、基本的には好みの問題のようですね。

結論

ドライサウナもミストサウナもおすすめですよ

この辺は好みでいいと思います。

あとは、高齢の方やそれを支えるご家族の場合には、後半で話したような「入浴を伴わずに」温熱効果と体を洗える機能は嬉しいかもしれませんね。

価格的な話

ミストサウナ関係はおおよそ20~30万円前後で導入ができるので気になれば積極的に採用していいかなと個人的に思います。

ドライサウナは、場所も必要ですし、本当に欲しい、っていう人にお勧めしたいですね。。

合わなかったり、使わなかったりした時にすごく無駄になってしますので。

だから、購入や検討は慎重に。w